最終更新: taiyaki0215 2018年03月03日(土) 20:56:30履歴
満目百里 雪白く
広袤山河風あれて
枯木に宿る 鳥もなく
ただ上弦の 月蒼し
光に濡れて 白じらと
打伏す屍我が戦友よ
握れる銃に 君はなお
国を護るの 心かよ
死なば共にと 日頃から
思いし事も 夢なれや
君は護国の 鬼となり
われは銃火に まだ死なず
ああ我が戦友よ 二人して
約せしことは 知りながら
君が最期を 故郷へ
なんと知らせて よいものぞ
君の血潮は 満州の
赤い夕陽に 色添えて
大和心の 花ざくら
ぱっと散ったと 書こかしら
弾に当った あの時に
天皇陛下 万歳と
三度叫んだ あの声を
そのまま書いて 送ろうか
涙で書いた この手紙
涙でよんで 笑うだろ
君の母君 妹御も
やっぱり大和の 女郎花
広袤山河風あれて
枯木に宿る 鳥もなく
ただ上弦の 月蒼し
光に濡れて 白じらと
打伏す屍我が戦友よ
握れる銃に 君はなお
国を護るの 心かよ
死なば共にと 日頃から
思いし事も 夢なれや
君は護国の 鬼となり
われは銃火に まだ死なず
ああ我が戦友よ 二人して
約せしことは 知りながら
君が最期を 故郷へ
なんと知らせて よいものぞ
君の血潮は 満州の
赤い夕陽に 色添えて
大和心の 花ざくら
ぱっと散ったと 書こかしら
弾に当った あの時に
天皇陛下 万歳と
三度叫んだ あの声を
そのまま書いて 送ろうか
涙で書いた この手紙
涙でよんで 笑うだろ
君の母君 妹御も
やっぱり大和の 女郎花
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