概要

作詞:林柳波
作曲:細川潤一

歌詞

満目百里 雪白く
広袤山河風あれて
枯木に宿る 鳥もなく
ただ上弦の 月蒼し

光に濡れて 白じらと
打伏す屍我が戦友よ
握れる銃に 君はなお
国を護るの 心かよ

死なば共にと 日頃から
思いし事も 夢なれや
君は護国の 鬼となり
われは銃火に まだ死なず

ああ我が戦友よ 二人して
約せしことは 知りながら
君が最期を 故郷へ
なんと知らせて よいものぞ

君の血潮は 満州の
赤い夕陽に 色添えて
大和心の 花ざくら
ぱっと散ったと 書こかしら

弾に当った あの時に
天皇陛下 万歳と
三度叫んだ あの声を
そのまま書いて 送ろうか

涙で書いた この手紙
涙でよんで 笑うだろ
君の母君 妹御も
やっぱり大和の 女郎花

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